[diary]部屋とワイシャツと私の近況
久しぶり。
久しぶりに日記を書くものだから自分のキャラクターを忘れてしまった。
というわけで実に暗中模索な文体でお送りしているわけですが、
近況。
ハノイから帰ってきた後の仕事量の多さ(質)に嫌気がさして、その週末と代休を併せてもう一度ハノイに戻ろう(そして二度と帰ってはくるまい)としていた矢先、中国人の上司が口ずさんでいた歌は、どこかで聴いたことがあるフレーズだった。
(以下微妙な中国なまりで)
タカハシさん(僕の本名)私が日本に来日した時、ある日本の友人にこの歌を教えてもらいました。日本にはこんなに素晴らしい歌がある。私は留学生みんなに広めて、一緒にラジカセで聴き続けました。この曲とこの歌手は私たちの日本語の先生ともいえるでしょう。
はじめ僕はどうしても思い出せなかった。というのも、上司も昔の事で歌詞を断片的にしか思い出せない。お願いがあるの…。毒だんご…。いびき…。しかしながら、その断片とかすかな記憶を頼りにして、徐々に僕も口ずさむことが出来た。
「部屋とワイシャツと私
愛するあなたのため
毎日きれいでいたいから
時々服を買ってね
愛するあなたのため
きれいでいさせて」
夜九時を過ぎて凛としたオフィスに二人の歌声は響いた。やがて一緒にいた会社の仲間も加わり僕たちの「部屋とワイシャツと私」は大合唱となり、切迫した近況を打ち消すかの如く虚空に消えていった。その渦の中で、僕らはいったい何を想っていたのだろうか。
(部屋とワイシャツとアダチ。)
僕にはよくわからない。
部屋とワイシャツと私の近況♪
愛するあなたのため♪
きれいでいさせて♪
追伸
「毎日綺麗でいたいから」→「毎日磨いていたいから」でした。
平松愛理さんは最近離婚したそうです。
やっぱり「部屋」と「Yシャツ」とは違って「私」は磨けなかったんだろうね。