銚子のブラックジャックの話(もしくは、偉大な同世代性の共有よ)

人から聞いた話なんだけど、銚子には毎年恒例の子供行事があって、八月になると東京から扁桃腺の専門医がやってきて、小学三年生の扁桃腺を片っ端から切っていくらしい。大量の扁桃腺を持ち帰るブラックジャック(話によると、本当に全部持ち帰っていたそうだ)そして、抜糸を待ちながら大部屋に寝かされる街中の子どもと、九十九里浜を帰る扁桃腺医師。想像するだけで、何だかシュールな気持ちにならない?


ちなみに、抜糸前の院内食に里芋の煮付けが出てきて、食べたら糸が抜けて再手術ということもあったらしい。